2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
今回は、社会問題や社会学的なことを書こうと思ったのですが、 [女性専用車両]問題について書き残していたことがあったので、それを書いていこうと思います。 1. 前回のあらすじ 2. 女性専用車両は女性差別? 3. 男性専用車両を作れば良い? 4. フェミニズ…
個人の自由を尊重する人々は表現の自由(言論の自由)も尊重します。 しかし、一方で、 ヘイトスピーチ(他人種や他民族などに対する過激な憎悪表現)が横行している今、「表現の自由は制限無く認めても良いのか」という意見もあります。 哲学的に言うと、「…
簡単に[毒親]認定するのはよくないし、 「子どもに厳しく言うことはしつけだ!」という形で、毒親の暴言が黙殺されるのもよくないので、 今回は「毒親の暴言」と「しつけ」の違いについて書いていこうと思います。 1. しつけとは 2. 毒親による暴言とは 3.…
[虐待]と言えば、過度な体罰や暴言や性暴力を、 そして[毒親]と言えば、そのような行為をする親をイメージされる方が多いと思いますが、 実は、子どもにとって、もっとも恐ろしいとされているのは「アルコール依存症の親」です。 今回は、この「アルコー…
私のブログでは「毒親や虐待」を扱った記事を多く投稿していて、おかげさまで、たくさんのコメント(100万件くらい)を頂いているのですが、 その中に、 親を「毒」呼ばわりする事に違和感がある という、「毒親や虐待」を考える上で非常に重要な指摘があっ…
[ネグレクト]とは 育児放棄のことで、その内容は大体想像がつくとは思いますが、 ネグレクトのちゃんとした基準 どこまでが頑張り過ぎない子育てで、どこからがネグレクトなのか は、結構あいまいだと思います。 今回は、これらをMSDマニュアル(最も広く…
前回も書いたように、[毒になる親]という言葉を作ったスーザン・フォワードは 神様のように恐ろしく、逆らえない親 ネグレクトの親 過干渉な親 アルコール依存症の親 暴言を吐く親 暴力をふるう親 性的な行為をする親 という7タイプに毒親を分類しました…
今回は、[回避性愛着スタイル]という特殊な毒親論について紹介します。 世の中にはいろいろな人がいます。 他人との交流が苦手な人 サイコパス ロリコン 実は、これらは全て[回避型愛着スタイル]を持った人の特徴です。 ※愛着スタイルをご存知の方はほと…
今回も[毒親]について書きます。テーマは「毒親の3種類の分け方」についてです。 その分け方とは、 特徴によって分類する 毒親になった理由によって分類する 対処法によって分類する それぞれの方法には一長一短があるため、毒親を理解するためには、3つ…
今回は[毒親]について書くのですが、 現在は毒親の基準があいまいになっているため、多くの家庭にとって無関係な話ではないと思います。 1. 元々の毒親の基準 2. 最近の毒親の基準 2-1. 水島広子の場合 2-2. 岡田尊司の場合 3. 基準をあいまいにすることの…
今回は「霊感商法の手口」を紹介します。 「そんなん騙されんやろ(´∀`)」と多くの方は思うかもしれませんが、後半に書くことには騙されるかもしれないので注意してください。 1. 霊感商法 2. 霊感商法のテクニック 2-1. 威厳のある存在 2-2. 安心感を持たせ…
今回は「不安型愛着スタイル」という、何だかよくわからないけれど、けっこう多くの人に信じられているものの話をします。 精神科医の岡田尊司氏いわく、「愛着スタイル」とは、性格や人生観の土台となっているものだそうです。 これの「不安型」が今回のテ…
皆さんは「祖父母が関わりすぎると子どもが病む」説をご存知でしょうか。まあ、多分、嘘だとは思いますが、一応紹介します。 1. よくある話? 2. オドラデクラーメンって何? 3. 岡田尊司の主張 3-1. 母親の愛情は特別 3-2. 絶対的な愛情量 3-3. 母親愛 >祖…
「キリンさんが好きです。でもゾウさんの方がもっと好きです(^▽^)」という謎のCMが昔ありましたが、 それになぞらえて、 「信頼関係は大切です。でも愛着関係の方がもっと大切です」的な話を紹介ます。 しかし、最後に「本当に愛着関係って存在するの?」的…
女性専用車両に反対すれば、 多くのフェミニストやジェンダー論者は「やれやれ、困った方ね…こんなおバカさんは、シカトしましょ(´・ω・`)」 みたいな感じになると思います。しかし、本来は、 [女性専用車両]は、 男性差別である にもかかわらず、ある理由で…
「親は子どもの人生にどのくらい影響を与えるのか」 は、多くの人が関心のあるテーマだと思いますが、愛着理論(愛着障害の理論)は、まさにそれを研究する分野です。 しかし、この[愛着障害]には、 岡田尊司氏が拡大解釈したもの 精神医学会が認定してい…
今回のテーマは「上手な褒め方・叱り方」なので、子育てを念頭に置いたものなのですが、一応大人の相手との接し方にも使える内容になっています。 1. 叱るべき?褒めるべき? 1-1. 叱らなくてもいい子 1-2. 言うことを聞かない子 2. 褒め方のポイント 2-1. …
皆さんは「女性専用車両」に賛成でしょうか?反対でしょうか? 女性専用車両の議論はむずかしく、 反対すれば、過激なフェミニストから「女性嫌悪をしている!」と言われる 賛成すれば、女性専用車両にあえて乗り込む系男子から「男性差別だ!」と言われる …
今回は「こんな変な心理学には気を付けて」という話をします。 精神科医の岡田尊司氏いわく、 人生は母子関係で、ほぼ決まるため、母子関係でつまずけば、ほぼ不幸になる しかし[安全基地]というスーパーサイヤ人的存在と出会えば救われる [安全基地]に…
ちまたでは、 「親を信頼できない子どもは、他人も信頼できない」説 がまことしやかに囁かれていますが、この説を強力に擁護しているのが[愛着理論]です。 今回は、この愛着理論の言い分を批判も含めて紹介していきます。 1. 親子関係からは逃げられない?…
「人間が生きる」とはどういう事なのかを徹底的に考えた人として有名なのは、 デンマークのお兄さん(キルケゴール) フランスのおっさん(サルトル) ドイツのおじさん(ハイデガー) 大体、この3人です。 この内、フランスのおっさん(サルトル)の話は、…
先日、池袋暴走死傷事故の初公判が行なわれ、飯塚幸三被告の無反省な態度が話題になりましたが、 この一連の事故を通して「自尊心に関する議論」について思い出したことがあるので、今回はそれも含めて、池袋暴走死傷事故について書いていこうと思います。 1…
「自分」や「他人」を責め過ぎてはいけない理由は、たぶん5000個くらいあって、全部書こうとすると腱鞘炎になってしまうので、 とっておきの理由を一つだけ書くと、 認知行動療法や対人関係療法などの精神に対する好い影響が明確に証明された精神療法は、ま…
いじめが起きた時、親の責任を問う人もいます。 親は子どもの全てをコントロールできるわけではないのですが、 確かに、あまりにも荒んだ家庭で子どもが育った場合、非行少年・少女になり、いじめっ子になることもあるでしょう。 しかし、世の中には、子ども…
今回は、 心理学に興味がある人 コミュニケーションが上手くなりたい人 のどちらにとってもタメになる、一粒で二度おいしい「グリコアーモンドチョコ」のような記事を書いていきます。 1. 心地よい会話を目指そう 2. 心理療法入門 2-1. あいづちを打つ 2-2. …
私の友人にカタカナ語を言いたがる人がいるのですが(親しみを込めて「カタカナ語・言いたがリーナ」と呼んでいます)、 言いたがリーナが[イデオロギー]について語っていた時に、考えさせられたことがあったので、 今回は「イデオロギーの正しい使い方」…
親の「条件付きの愛情」は子どもを苦しめると言われています。 しかし、 毒親の研究で有名なダン・ニューハースなどが想定する「条件付きの愛情」 多くのカウンセラーやネット記事などが想定する〃 これらは内容がかなり異なるようなので、これらを比較しな…
皆さんは「子どもの一生は2歳までに決まる」という恐ろしい理論をご存知でしょうか(主張者は岡田尊司氏など)。 今回は、この理論を批判的に紹介するのですが、前知識として、 愛着→子どもと特定の母性的人物とのあいだの強い心の絆 愛着形成→愛着を作ること…
私の友人にカッコいい言葉を使いたがる人がいるのですが(親しみを込めて「カッコいい言葉・使いたがリーナ」と呼んでいます)、 先日、使いたがリーナが[大衆]に対して苦言を呈していて、カッコイイなと思ったので、私も負けじと大衆について書いていこう…
虐待問題は近年、社会的な関心事になりつつありますが、それでは「アダルトチルドレン」という言葉をご存知でしょうか。 アダルトチルドレンとは、親の不適切な子育てが原因で「生きづらさ」を抱えたまま大人になった人のこと。 つまり、いわば「虐待を受け…