毒親
精神科医のダン・ニューハースによると、毒親の多くは精神年齢が低いようです。 多くの面において、彼らは子供のようなものの見方をし、子供のような感情の動きをします。怒りを爆発させる時も子供がかんしゃくを起こすのと同じです。彼らが周囲をコントロー…
先日紹介した[喪の仕事(モーニングワーク)]は毒親問題や死刑廃止論にも関わってくるということが最近判明したので、 今日はそのことをを伝えたいと思います。 1. 喪の仕事とは(復習) 2. 毒親問題 2-1. 願望や幻想を捨てる 2-2. 無難な距離をとる 2-3. …
虐待はしてはいけません(当然です)。 では、何故してはいけないのかというと、「子どもの心が傷つくから」というのが一般的な答えなのでしょうが、 脳科学的には「子どもの脳が傷つくから」が答えらしいです。 [こころが]と言われるより[脳が]と言われ…
今回はカルト教団の恐ろしさを紹介しつつ、「実は、カルト教団のような家庭はあなたのそばにあるかもね」的な、 そんな、園子温監督の映画のような話をしようと思います。 1. カルト教団の特徴 1-1. カルト教団の教祖の特徴 1-2. 非メンバーとは 2. 毒親なら…
今回は久々に[過干渉な親]について書いていきます。 過干渉な親には、 子どもは所有物だと思っている親 子どもと心理的に一体化している親 の2タイプあるのですが、今回は2の親を紹介します。 1.「子どもと心理的に一体化している親」の特徴 1-1. 自分が…
今回は前回に引き続き[過干渉な親]について書いていきます。 過干渉な親には、 子どもは所有物だと思っている親 子どもと心理的に一体化している親 の2タイプあるのですが、 今回は典型的な1の親である「完全主義で支配的な親」を紹介します。 1. 完全主…
今回は「過干渉な親たち(スーザン・フォワードの言い方ではコントロールしたがる親たち)」について書いていきます。 と言っても[過干渉]にはいろいろなタイプがあり、本来は一つの記事には収まらないのですが、頑張っていこうと思います。 1. 過干渉にな…
今回のテーマは「性的虐待をする親」についてです。 「性的虐待をする親」は毒親の中でも異質な者とされ、例えば水島広子氏は、自身の毒親本の中で、 虐待をする親のなかでも性的な行為をする親だけはあまりにも特殊で悪質度が高いため、本書で論じる「毒親…
今回のテーマは「親の暴力」です。 このテーマは「暴力ではなくしつけだ」とか「体罰はある程度は必要だ」などの議論にもつながります。 しかし、そこまで行くと話が複雑になるので、今回は「子どもに暴力を振う親の特徴」について書いていこうと思います。 …
前回は「子育て(育児)は子どもの人生にどの程度影響を及ぼすのか」について書いたのですが、これは一般的な家庭の話で、 虐待する親は子どもにネガティブな影響を多く与えると言われています。 今回は「虐待をする親、いわゆる[毒親]は子どもにどのよう…
「人生は幼児期の親子関係に左右される」という「子育て神話」は、フロイトの精神分析以降さかんに言われるようになります。 と言っても、 フロイトの理論は「〇〇してはいけない」「〇〇するべき」という行動規範(いわゆる超自我)が、幼児期に親によって…
簡単に[毒親]認定するのはよくないし、 「子どもに厳しく言うことはしつけだ!」という形で、毒親の暴言が黙殺されるのもよくないので、 今回は「毒親の暴言」と「しつけ」の違いについて書いていこうと思います。 1. しつけとは 2. 毒親による暴言とは 3.…
[虐待]と言えば、過度な体罰や暴言や性暴力を、 そして[毒親]と言えば、そのような行為をする親をイメージされる方が多いと思いますが、 実は、子どもにとって、もっとも恐ろしいとされているのは「アルコール依存症の親」です。 今回は、この「アルコー…
私のブログでは「毒親や虐待」を扱った記事を多く投稿していて、おかげさまで、たくさんのコメント(100万件くらい)を頂いているのですが、 その中に、 親を「毒」呼ばわりする事に違和感がある という、「毒親や虐待」を考える上で非常に重要な指摘があっ…
前回も書いたように、[毒になる親]という言葉を作ったスーザン・フォワードは 神様のように恐ろしく、逆らえない親 ネグレクトの親 過干渉な親 アルコール依存症の親 暴言を吐く親 暴力をふるう親 性的な行為をする親 という7タイプに毒親を分類しました…
今回も[毒親]について書きます。テーマは「毒親の3種類の分け方」についてです。 その分け方とは、 特徴によって分類する 毒親になった理由によって分類する 対処法によって分類する それぞれの方法には一長一短があるため、毒親を理解するためには、3つ…
今回は[毒親]について書くのですが、 現在は毒親の基準があいまいになっているため、多くの家庭にとって無関係な話ではないと思います。 1. 元々の毒親の基準 2. 最近の毒親の基準 2-1. 水島広子の場合 2-2. 岡田尊司の場合 3. 基準をあいまいにすることの…
ちまたでは、 「親を信頼できない子どもは、他人も信頼できない」説 がまことしやかに囁かれていますが、この説を強力に擁護しているのが[愛着理論]です。 今回は、この愛着理論の言い分を批判も含めて紹介していきます。 1. 親子関係からは逃げられない?…
親の「条件付きの愛情」は子どもを苦しめると言われています。 しかし、 毒親の研究で有名なダン・ニューハースなどが想定する「条件付きの愛情」 多くのカウンセラーやネット記事などが想定する〃 これらは内容がかなり異なるようなので、これらを比較しな…
虐待問題は近年、社会的な関心事になりつつありますが、それでは「アダルトチルドレン」という言葉をご存知でしょうか。 アダルトチルドレンとは、親の不適切な子育てが原因で「生きづらさ」を抱えたまま大人になった人のこと。 つまり、いわば「虐待を受け…