サイコパスやロリコンの原因にもなる回避型愛着スタイルとは?
今回は、[回避性愛着スタイル]という特殊な毒親論について紹介します。
世の中にはいろいろな人がいます。
実は、これらは全て[回避型愛着スタイル]を持った人の特徴です。
※愛着スタイルをご存知の方はほとんどが、1のみを回避型愛着スタイルの特徴だと記憶していることだと思いますが、
2、3も特徴に含まれるらしいのでご注意ください。
1. 回避型愛着スタイルが身に付く原因
「回避型」の子どもの母親の特徴は、拒否と無関心だった。子どもたちが泣いたり、悲しそうな表情になると、母親の方から強く拒否してしまったり、自分の殻の中に引きこもってしまうのだった。(岡田尊司『愛着障害の克服』)
(赤文字は引用者)
「泣く子どもを上手くあやせずに、拒否してしまう母親」といった感じでしょうか。
そんな母親に育てられた結果、
子どもは他人との情緒的な関係に価値を見い出すことのできない人間になってしまう
とのこと。
ちなみに、このような人間になるかどうかは、ほとんどの場合2歳までに決まるそうです。
2. 基本的な特徴
お次は、回避型愛着スタイルの特徴としてよく知られているものをいくつか挙げましょう。
2-1. 他人との接し方
- 親密な関係を重荷に感じる
- 他人と距離をとろうとする
- 悩みを打ち明けたがらない
- 誰かと一緒にいるのが苦手
- 頼られることを嫌う
- 意見が衝突するのをさけるため、自分が身を引くこともある
- ポーカーフェイスで感情を表に出すのが苦手
このような傾向は赤の他人だけではなく、恋人などの本来は親密であるべき相手に対しても見られます。
2-2. 恋愛観
というわけで、次は恋愛観をいくつか挙げましょう。
- 恋愛には激情が必要だが、もともとそのようなものがないため、上手くいかなかったときのリスクや相手の欠点にばかり目が行ってしまう。
- 恋愛を「性行為に至るプロセス」としか捉えず、恋愛自体の楽しみであるデートや駆け引きなどを煩わしく思う。
- 現実の人物よりも、アイドルやアニメなどの偶像に憧れる。
などなど。
3. 特徴はまだまだあるよ
しかし、岡田氏の話は留まることを知りません。
3-1. サイコパスっぽい人
心の構造が違っているため、さらに言えば、脳の働き方自体が違っているため、安定型の人が、パートナーの苦痛を思いやるようにはできない(岡田尊司『愛着障害』)
回避型の人が、ときに、苦しむ者の姿を面白がるといった場合もある。回避型の子どもは、弱い者いじめをする側に回りやすいことは、以前から知られた事実である。(岡田尊司『回避性愛着障害』)
「回避型の人=人付き合いが苦手」くらいの感じで捉えている人も多いと思いますが、岡田氏の著作をよく読むと、
回避型の人は「普通の人と脳の作りが違うから他人の痛みがわからない」というサイコパスっぽい人として描かれています。
3-2. 性癖
先ほどは「恋愛観」でしたが、今度は「性癖」を見ていきましょう。
- SM的な傾向を帯びやすい
- 乱交に目覚めることも
- 幼女趣味(ロリコン)
まあ、変態ですね。
4. 注意
以上をまとめると、
「泣く子どもを上手くあやせずに、拒否してしまう母親」に育てられた結果…
かなり幅がありますよね。
「2. ロリコンやサイコパスになる」と言われたら、「なんかこの理論おかしい」と誰もが感じるのだと思いますが、
実は、「1. 人付き合いが苦手になる」にも明確な根拠はありません。
要は、明確な診断基準や理論があるわけでもなく、
「母親の愛情が足りなかったらこうなるんじゃないかなぁ( ´ ▽ ` )」
くらいのノリで回避型愛着スタイルの特徴を決めているという意味では、1も2も同じなのです。
※母親が子どもの人格を歪めるとしたら、脳を委縮させる程の酷い虐待をした場合くらいです。