霊感商法のヒレツな手口を紹介するよ
今回は「霊感商法の手口」を紹介します。
「そんなん騙されんやろ(´∀`)」と多くの方は思うかもしれませんが、後半に書くことには騙されるかもしれないので注意してください。
1. 霊感商法
霊感商法とは、一言で言えば、
「霊的なもののせいであなたは不幸なんです!しかし、われわれがお祓いをすれば大丈夫です!」と言って高額を支払わせる
という悪徳商法です。
[霊的なもの]のパターンとしては、
- 先祖のたたり
- 悪霊
- 悪い前世
「亡くなった家族の霊が成仏できずに苦しんでいます!」というのもあります。
[お祓い]のパターンとしては、
- 壺や印鑑や数珠などを買わせる
- 祈祷をする
まあ、これだけ読むといかにも胡散臭いので「何故騙されるんだろう(´・ω・)??」と思う方も多いと思うのですが、
一応、騙しのテクニックもあるようです。
2. 霊感商法のテクニック
霊感商法は、例えばこのようにして被害者のこころを支配するようです。
2-1. 威厳のある存在
基本的に霊感商法は相手の恐怖心や罪悪感を煽ります。
例えば「このままでは先祖の祟りが一生続きます!」なんて言われたら、先祖の祟りも怖いのですが、それが一生続くという事の方が嫌ですよね。
私たちは将来が見通せなくなると心に余裕がなくなり、急激に判断力が低下します。
それを突いてきよるわけですね。
また、「亡くなった子どもの霊が成仏できずに苦しんでいます!」などと言われたら、親はなんとかしなければと思ってしまいます。
これは罪悪感を煽るパターンです。
いずれのパターンもなんだか威厳のある人やミステリアスな人がこれらを行うということが多いようです。
私たちは「何かを知っていそうな人物」に弱いですからね。
2-2. 安心感を持たせる
逆に、自宅に訪問してくるタイプの霊感商法は人当たりの良さそうな人が担当になることが多いようです。
その際、
- 親身になって悩みを聞く
- 手相を見ることでスキンシップする
などを通して、安心感を与えてくるというのがポイントです。
2-3. イエス・セット
マインドコントロールの手法の一つに[イエス・セット]というものがあります。
これは、相手がイエスと答えるような質問をたくさんすることで、相手に「この人は自分の事をわかってくれる!」と思わせる手法です。
褒めるつもりはありませんが、巧みな話術や、相手の好みや事情をあらかじめ把握しておくリサーチ力が必要なので、結構な高等技術だと言えるでしょう。
3. 騙されるわけない!と思った方へ
今回は、霊感商法の手口をいくつか紹介しましたが、
「私なら騙されないけどな(´・ω・)??」と思う方も多いでしょう。
確かに、
「霊の祟りによってあなたは不幸なのです。解決するためにはこの壺を買うしかありません!」
と言われると、うさん臭く感じてしまうかもしれません。
しかし、
「あなたが不幸なのは幼少期に親から植え付けられた思考パターンや無意識が原因です。それを修正するにはカウンセリングを受けるしかありません。」
と言われたらどうでしょうか?
なんとなく真に受けてしまわないでしょうか。
当ブログでは、某先生の心療理論を批判しているのですが、その理論にも若干、うさん臭さがあります。
私たちは、
- 「無意識」という言葉を使われたら、つい信じてしまう
- 「心理学者や精神科医は何でも見通せる」と思ってしまう
のですが、冷静に考えると、結構うさん臭かったりするので、注意してください。