「自信と自己肯定感の違い」をめちゃくちゃ考えてみた
[自信]と[自己肯定感]の違いをお寺にこもってめちゃくちゃ考えました。その成果をご覧ください。
1. 自信と自己肯定感の意味
それでは、さっそく自信と自己肯定感の意味を確認しましょう。
1-1. 自信とは
自分の能力や考えや行動を信じること。
例えば、
- 12か国語をペラペラ話せる語学力
- 赤い服ではなく青い服を着たという選択
などを信じます。
1-2. 自己肯定感とは
自らの存在を肯定する感情のこと。
( ゚Д゚)?・・・まあ、要するに、
「世の中から受け入れられている感覚」みたいな感じですね。
1-3. 水と穴
まとめると、
- 自信→「能力・考え・行動」というアピールできるものに関わる
- 自己肯定感→「世の中から受け入れられている」という感覚
自己肯定感は感覚に関わるものなので少々わかりにくいかもしれませんが、
自己肯定感が無い状態のことならイメージしやすいかもしれません。
例えば「穴の開いたバケツ」にいくら水を注いでも水はすぐにぬけちゃいますよね。
自己肯定感が欠如している時は、まさに心が「穴の開いたバケツ」のようになっています。
自信は心を満たしてくれます。しかし、
自己肯定感が無かったら心に穴が開いてしまい、すぐに自信を失ってしまうのです!
これは大変ですよね。
2. 自己肯定感を取り戻す
それではどうすれば良いのか、なのですが、スーザン・フォワード([毒親]の提唱者として有名なセラピスト)の理論が参考になるかもしれません。
2-1. 自己肯定感が低い人の特徴
スーザン・フォワードによると、自己肯定感が低い人には、
- 何をしても自分は不十分な感じがする
- 自分は人から愛されないと思ってしまう
という特徴があるそうです。
1はまさに、先ほど言った「穴の開いたバケツ状態」のことを指しています。
ここでは2に注目しましょう。
2-2. 他人との関わり
よくよく考えてみれば、自己肯定感が低い人は、自分で自分を受け入れることができていないのではないでしょうか。
よって、他の誰かに自分を受け入れてもらうことが重要になります。
ちなみに、これは「他人を評価すること」ではありません。
他人からの評価は自信につながります。一方、「自信を持って行う何かがもし失敗したとしても自分は受け入れられる」という感覚は自己肯定感につながります。
3. まとめ
今回は自己肯定感を中心に書きましたが、自己肯定感は自信よりも大事だというわけではありません。
自分の能力を磨いたり、仕事で成功を収めたりした後でないと「自分は世の中から受け入れてもらえない」と考える人もたくさんいます。
しかし、 自分の能力や実績に固執するあまり、周りの人との人間関係をおろそかにしてしまうと、自分で自分を疑い始めた時に大変です。
そんな時は他人に受け入れられるという感覚を通して、自己肯定感を取り戻さなければならないので、「他人との情緒的な関わり」というのは非常に重要なわけですね。