チンパンジーの感動する話と怖い話をするよ
そこで今回はチンパンジーの生態を、感動エピソードとゾッとするエピソードを交えながら、良い感じの文字数にまとめたいと思います。
1. 親密な母子関係
チンパンジーの母子関係は、人間と同様に非常に親密で、その関係は一生涯つづくことも多いようです。
動物行動学者のジェーン・グードルによると、
1-1. なぜ赤ちゃんを襲うの?
ちなみに、オスのチンパンジーが赤ちゃんを奪う理由はよくわかっていません。
ライオンなどのハーレム(1匹のオスと複数のメス)を築く動物であれば、ハーレムを奪い取った新たなオスが、自分の子どもをメスたちに産ませるために、昔のオスの子どもを殺すということはあります。
そうやって、オスは自分の遺伝子を残そうとするわけですね。
にもかかわらず、何故かオスのチンパンジーは他のオスのチンパンジーの子どもを襲って食べしまうのです。
1-2. さらには、メスのチンパンジーも…
さらに言えば、メスのチンパンジーも他のメスのチンパンジーの子どもを食べてしまうことがあるようです。
そもそも、あの毛むくじゃらのチンパンジーをどのようにして食べるのか、考えただけでゾッとしますが、一応言っておくと、
ちなみに、母ライオンはオスのライオンと命がけで闘うことはありません。
2. 子チンパンから母チンパンへ
先ほどまでは、母→子への愛情だったのですが、子→母への愛情も見逃せません。
2-1. 母チンパンジーの死
これまた、ジェーン・グードルによると、
2-2. うつの一番の原因
心理学では、家族や配偶者などの大切な存在の死が最も私たちにストレスを与え、うつの原因になることが知られています。
もちろん、これは人間の心理学の話です。しかし、
3. まとめ
また、成人した子チンパンは母チンパンが傷を負った時には、死ぬまでそばから離れないそうです。
このように親密な母子関係はあるものの、一方では、よその子ならばモグモグと食べてしまうという恐ろしい一面もあります。
まあ、愛とはもともと偏向したものなのかもしれませんね。